キヤッセ羽生資料その2
株式会社羽生の里第4期事業報告及び決算

営業の概況当期第4期すなわち平成14年4月1日から平成15年3月31日に至る期間について営業の経過及び成果並びに今後の方針と課題を説明いたします。
1.営業の経過及び成果(1)経営の環境 当社の第4期目であります平成14年度は、羽生市三田ヶ谷農林公園(愛称:「キヤッセ羽生」)の管理運営の2年目であります。
また、県営さいたま水族館では「特別展:世界の川シリーズ」や「魚の育て方教室」など多彩なイベントを企画し、隣接する(農)ハイフラワーにおいても、「ガーデニングフェア」を季節ごとに開催しております。
このように互いに隣接する県営さいたま水族館、(農)ハイフラワー及び当社の三者が共同で「花と緑のわくわく公園まつり」を開催するなど、各々の特徴を生かすことにより相乗効果生み出し、農林公園周辺では「来て、見て、体験できる」エリアとして大きな可能性を持っております。
今後、当社が農林公園の管理運営を行うにあたり業績に大きく寄与する要因であり、三者の連携は必要不可欠なものであります。
(2)営業の成果第4期の営業状況については、羽生市三田ヶ谷農林公園の開園1周年を迎えた平成14年5月5日に来場者50万人を達成し、大抽選会も行われました。
これは、当社と隣接する県営さいたま水族館及び(農)ハイフラワーとの誘客力の相乗効果の現れであります。

しかし、個人消費の低迷とニーズ変化により、当期の売上高は
1億6813万5105円となり、前期と比べ
3324万3239円(約16.5%)減少しました。

一方、支出の部(経費等)において、諸経費の節減に努めたものの、今期決算は
2185万1558円の赤字となるものです。

なお、当期は有形固定資産について、379万5165円の減価償却、繰延資産については、247万4352円の償却をいたしました。

2.今後の方針と課題(1)今後の方針当社は、農林公園の2棟を借り受けし、羽生市と共に本施設の建設目的を達成すると同時に、地域及び近隣の人々に親しみのある公園とするものです。
さらに、都市部周辺地域へ積極的にPRし、農村と都市部の交流を深めていくものです。
また、企業として、営業活動における費用対効果を常に考慮し、効率の良い会社経営を行うものです。
特に、当期損失を早期に解消するため、原価率のチェック、経費の節減の徹底を図り、かつ、お客様に満足していただけるサービスの創出・徹底に努めるものです。
加えて、株式会社羽生の里の活動が地域の活性化に寄与し、地域と共に発展する企業としてまいります。
(2)今後の課題羽生市から借り受けする施設及び運営においては、季節や曜日により来場者数について激しい増減が予想されるため、それに対応した運営計画が今後の課題であります。
また、これまで多種多様な要望等が寄せられており、これらを真摯に受け止め、本施設の特徴を生かしながら来場者のニーズに即したサービスを提供し、常に地域に親しまれ、リピーターを増やすことが必要であります。
以上、今後の営業活動は、借り受けした施設の効率的運営と、羽生市と共同して関連事業の企画運営・PR活動等を行う予定であります。
本年度(第4期)については、消費者の低価格志向や効果的なPR活動不足により、結果として当期の収益は獲得できず決算では損失として計上するものであります。


貸借対照表


平成15年3月31日現在

資産の部負債の部
科目金額科目金額
【流動資産】【25,192,076円】【流動負債】【3,542,682円】
現金及び預金22,349,237円買掛金3,242,427円
商品1,433,504円未払金 308,525円
製品696,418円預り金△8,270円
原材料119,640円【固定負債】【52,116,000円】
仕掛品53,639円長期借入金52,116,000円
貯蔵品 539,639円負債の部合計55,658,682円
【固定資産】【14,228,519円】資本の部
(有形固定資産) (14,028,519円)
建物付属設備品 291,753円【資本金】【50,000,000円】
構築物 824,690円【剰余金】【△53,661,152円】
機械装置 188,500円当期未処理損失53,661,152円
車両運搬具 298,343円(うち当期損失)(21,851,558円)
工具器具備品 12,424,233円円
(投資等)( 200,000円)
取引保証金 200,000円
【繰延資産】 【12,576,935円】
開業費 12,576,935円資本の部合計△3,661,152円
資産の部合計 51,997,530円負債及び資本の部合計51,997,530円

〔会計方針等〕
固定資産償却方法  定率法

〔貸借対照表関係〕
減価償却累計額   10,558,551円


損益計算書


自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日

経常損益の部
営業損益の部

【純売上高】
物産館売上101,124,762円
レストラン売上51,264,805円
ビール部売上15,745,538円168,135,105円
【売上原価】
期首棚卸高2,608,920円
物産館仕入82,999,355円
レストラン仕入20,372,370円
ビール部仕入1,740,913円
合計107,721,558円
期末棚卸高2,842,839円104,878,719円
売上総利益63,256,386円
【販売費及び一般管理費】
広告宣伝費2,239,321円
荷造運賃627,629円
給料手当45,760,793円
派遣人件費580,380円
法定福利費4,697,937円
厚生費804,606円
減価償却費3,795,165円
賃借料542,700円
修繕費1,085,315円
事務用品費120,688円
消耗品費9,103,450円
水道光熱費851,315円
旅費交通費87,140円
手数料3,747,999円
租税公課4,117,200円
保険料552,710円
通信費715,454円
諸会費46,300円
新聞図書費43,700円
リース料2,752,418円
繰延資産償却2,474,352円
雑費1,999,745円86,746,317円
営業損失23,489,931円

経常損益の部

【営業外利益】
受取利息930円
雑収入2,678,631円2,679,561円
【営業外費用】
支払利息・割引料833,092円
雑損失28,096円861,188円
経常損失21,671,558円
税引前当期損失21,671,558円
法人税・住民税及び事業税180,000円
当期損失21,851,558円
前期繰越損失31,809,594円
当期未処理損失53,661,152円


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