永沼まさと一般質問
薫風会の永沼です。通告に基づき、大きく2つの項目について質問させていただきます。
一点目の質問は1「市内小中学校のプール利用について」であります。
今年の夏も暑かったですね。連日のように、熊谷、館林の最高気温が報道されました。おそらく、羽生市も、気象台がないため報道されませんけれども、これら2都市と同じ、あるいはもっと気温が高い日もあったのではないでしょうか。
夏休み、といえば、私が子供のころは、夏休み中に一回くらいは海水浴につれて行ってもらい、後は、朝はラジオ体操、日昼は、学校のプール通いが日課でした。
それと当時は、羽生市民プールがあり、200〜300円もお小遣いもらえれば、1日遊べたので、よく友達と自転車で通ったものでした。
羽生市民プールへ行ったり、学校のプールへ行ったり、また、たまには、親にむさしの村のプールへ連れて行ってもらったりで楽しかった夏休みでした、遊びすぎて8月末、夏休みの宿題が終わらず、大変な思いをしたことも今となっては良い思い出です。
42日間にもなります、長くて暑い、羽生市の小中学校の学童の夏休み。ひと夏で、子供たちは大人の時間ではなく、子供たちの成長の時間で過ぎていきます。
さすがに、私世代では、利根川や葛西用水で泳ぐことはなかったですけど、暑い夏を充実して過ごす、そうした場を私たち大人は、次代を担う子供たちに提供する責務があるのではないでしょうか。
現在では、羽生市民プールもなくなり、むさしの村のプールもなくなり、今夏は、連日の猛暑が続くなか、羽生市民もお世話なっていた行田市民プールも休業、多くの親御さんたちは、学校のプールがない日には、県営加須はなさき水上公園や、東武動物公園など民間経営のプールに子供さんを連れて行かざるを得なくなりました。交通費に入場料など、家計にかかる負担も馬鹿になりません。
保護者の方から、学校のプールの夏休み中の学童の利用について、もっと開放してほしいとのご意見をいただきました。なにより、学童の体力向上、水泳技術の習得、家庭にあっては、お金もかからず子供をプールに通わせられる、大きなメリットがあると思います。そこで、お伺いいたします。
一点目として、今夏設定したプール利用の日程、設定したその理由(根拠)と、更に来年夏の利用日(開放日)を増やすことができないかお伺いいたします。
市内小学校は、7月下旬から8月上旬の10日間、各中学校は8日間、プール日が設定さてましたが、42日間の夏休み期間中、約1/4しか活用されていません。お盆休みはしかたがないとしても、なぜ、この日程を設定しているのか。
そして、是非とも、来年夏においては、学校プールの開放日を増やしていただきたいと思います。具体的に、何日増やすのか、数字を挙げてお答えいただきたいと存じます。河田羽生市長は、若き頃、熱血教師として、市内の学校でプール指導に情熱を持って取り組まれていた、と聞いております。必ずや前向きのご答弁をいただけるものと思います。よろしくお願い申し上げます。
二点目にお伺いいたします。
節電、節水?で市民サービスの最たるものである教育の質を低下させていることについて、当局のご見解をいただきたいと存じます。
三点目、着衣水泳教育の更なる充実拡大が図れないかお伺いいたします。
着衣水泳とは、日常と同じような服装で靴を履いたまま、プールに入り、我が身を守るすべを学ぶ、貴重な学習機会であります。毎年、水の事故により亡くなられる方々のニュースを目にする度、着衣水泳の必要性を痛感いたします。現在、小学校で着衣水泳の授業が行われているようですが、万が一のアクシデント発生したときの生存率の向上に役立つ着衣水泳の時間を増やしていただきたいと思います。
私が子供だった頃は、エアコン、ある家のほうが珍しかったですね。夏の避暑といえばプール位しかなかったです。でも、今の子供さんは、クーラーの効いた屋内でテレビゲームやってたほうが、プールへ行くより涼しいわけで、でも、それでは良くないんじゃないか、と私は思います。暑い夏は夏なりに、元気いっぱい活動して欲しいと思います。羽生市の学童に少しでも屋外で体を鍛える機会を与えられるよう、教育現場は、保護者の方々にそうした趣旨を良くご理解いただけるよう、不断の努力が重要である、と指摘させていただき、「市内小中学校のプール利用について」の質問を終わります。
次に二点目の質問であります、2 「羽生市の今夏の節電状況について」お伺いいたします。
東日本大震災による原子力発電所の被災、そして有効な対策を迅速的確に施すことができなかった菅・民主党内閣。結果として、国民に押し付けた今夏の節電キャンペーン。日本中が節電の夏、一際暑い夏となりました。
一般家庭でも、まじめな人ほど、一所懸命、節電に努力されました。結果、昨夏に比べ、熱中症で多くの国民が病院へ搬送される、というむごい現実がありました。
9月には、電力需給がひとまず落ち着き、節電要請も解除されるとのことですが、当羽生市においても、政府から15%の削減指示に基づき、グリーンカーテンの設置や空調設定温度の見直し、余分な照明等をこまめに消すなど、涙ぐましい努力が払われました。結果として、市役所本庁舎は、7月度においては、使用電力量、前年同月比で約32%もの節電効果を上げることができました。職員の皆様のご努力に心から敬意を表するものであります。
そこでお尋ねいたします。今や全国的に暑い地域となっている我がふるさとでありますが、熊谷市、行田市、加須市、館林市など近隣市との節電状況の比較をお知らせいただきたいと存じます。
その一方で、節電で良いアイディアがあれば、当市でも採り入れてもらいたいと思いますので、最後に千葉県東金市の取組みをご紹介し、羽生市で導入するお考えがあるかどうか、お伺いいたします。
東金市も羽生市と同様の様々な節電プランを実施しています。その中で興味を引いたのが、いわゆる「残業部屋」の設置です。どういった内容かといいますと
@全庁内完全消灯時間を原則午後六時三十分に設定(火曜日実施の税相談等を除く全日)
A緊急の事務に関する対応措置(1)→ 残業部屋の設置(完全消灯時間以降の事務対象)
B緊急の事務に関する対応措置(2)→ 早期登庁による事務の開始(午前七時から)
これらを実施することで、東金市は、前年比25%の節電を目指しました。
その結果、東金市の場合、庁舎の電気使用量は7月が対前年比約41%減、8月は同約42%減となりました。残業代も昨年度は毎月計約600万円だったのが、300万円前後に半減したとのことです。
PCや資料などを特定の部屋へ運び込んで残業する、というのは実際、非常に手間がかかり、正直、職員の皆様も「やりたくない」とうのが本音でしょう。
東金市では、この「やりたくない」という所をうまく使い、節電のほか、残業の大幅な削減にも成功しています。
今年の冬、そして来年夏の電力需給については、まだ、どうなるのか分かりませんが、現在の、あの、政府の迷走ぶりから判断すると、楽観的にはどうしてもなれません。原子力発電所の運転再開がなければ、益々、電力需給は、逼迫することでしょう。
これら、節電、節約に対する東金市の制度の導入について前向きのご答弁をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。
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